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出産後の美貌は

2014年6月19日

EA056_L
「子ども?とんでもない。若さと美貌を保つために、私は絶対に妊娠なんかしませんよ」こんなことをトクトクとしゃべる女性が少なくない。
私の古い友人の娘であるP子さん(といっても、結婚して三年目だが)も、その一人である。
「だって、体の線が崩れてしまうでしょう。せっかくのプロポーションが台無しになるじゃないの」
よく聞いてみると、夫との性生活もごく普通に行われていて、子どもができたら産んでもいい、ぐらいのつもりでいるらしい。
だが、現実に妊娠の気配はない。そんなところから、冒頭のようなセリフを本気半分で口にしているのだという。
「そりゃP子ちゃん。思い違いをしているね。女としての成熟度は、子どもを産んだ人ほど高いんだよ」
私はデータを並べて説明した。
一般に不妊症の三割は、排卵が不順なことに原因がある。つまり、女性ホルモンが不足しているのだ。
こういう体質の人は、子育てに追われないから化粧に時間をかけ、若づくりしているだけのこと。どうしても早く老化が訪れる。四十歳すぎると、容色が急激に衰えがちである。
「だって、二年後輩のA子さんなんか、もう二人も子どもがいて、オッパイは垂れ下がってるし、所帯じみてしまってるわよ」。P子さんは不服そうに反論した。
「それは本人が不節制してるからさ。オッパイだって、子どもを産んだあと放っておかないで、入浴時によくマッサージしたり、腹筋の鍛錬をして血液の循環をよくしておけば、理論的にいっても小さくなったり、垂れてしまうはずがないよ」
かっては、妊婦が自ら体内に大量のホルモンを出すことで〃胎児を養っていく″といわれていた。
しかし実際は逆であり、お腹の中の赤ちゃんが母親に必要なホルモンをたくさん出して母親の女性度を一気に高めていく、ということが学問的にも証明されるようになっているのである。
「つまりだね、妊娠して初めて、胸もおしりもふっくらと女らしくなるんだよ。一人か二人、子どもを産んだ女性が最もきれいだし、セックスだってそのころが一番いい、とウチの患者さんも口をそろえてるよ」
人それぞれの結婚があります
どんなにP子さんににらまれようと、世間から手前ミソだとそしられようと、「女性よ、永遠に美しく」と願う私の信念は変わらない。
不妊症に悩む女性は努力して一人でも子どもを産み、女性としての美しさを完成させてください。試験管ベビーに頼らなくてもいい。いまの医学を信じて、その門戸を叩くことですよ。

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